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ホットエアーヒーター(小型熱風ヒーター)



Q. ホットエアーヒーター(小型熱風ヒーター)はクリーンな熱風なのですか?

A. 標準型のSAHシリーズは、微量の酸化被膜が飛びます。
(寿命時間の間に発熱体の10%程度の質量が飛散)
一般的な使用環境で問題になることは少ないのですが、もしこれが問題になる場合は、発熱体をガラスで包んだクリーンヒーター「CLHシリーズ」を推奨します。
このモデルは、構造上パーティクルはほとんど発生しません。なお、ランプヒーターは、媒体が存在しないので本質的にクリーンな加熱が可能です。


Q. ホットエアーヒーター(小型熱風ヒーター)にAir以外の気体を流すことができますか?

A. 窒素、アルゴンなど不活性ガスは全て使用可能です。


■気体別使用可否
気体の
種類
 
SAH CLH  備 考
空気、
酸素
オイルミスト、水などを多少に含まないこと。
窒素、
アルゴン
不活性ガスは全て使用可能です。ただし、空気での使用に比べ、
寿命は短くなる傾向にあります。
 
水素 600℃以上で空気中に出た時点で発火します。
水蒸気  発熱体に水滴が付着すると漏電、断線します。
都市ガス
LPG
熱分解し、発熱体に炭素が付着します。


Q. ホットエアーヒーターのノズルは標準の形状しかないのですか?

A. 標準品以外でもお客様の用途、要望に応じて特注、試作対応しております。



Q. ホットエアーヒーターの取り付け向きは決まっていますか?

A. 取り付け姿勢は自由ですが、出来るだけ出口を垂直上向きに取り付けて下さい。これは、動作後にエアーを止めると発熱体内部の温度が上方向に移動しますが、非常停止など万一のエアーパージ不足のときなどに、リード線部分が耐熱温度を超えないことを期待できるためです。



Q. ホットエアーヒーターでエアーは必ず流す必要があるのですか?

A. 空焚きはヒーター断線の一番の原因となります。必ず、ヒーターの電源をONする前にエアーを流してください。
使用後(電源OFF)もしばらくの間、ヒーター本体は蓄熱されていますので十分ヒーターを冷却してから取付け・取り外し作業を行ってください。



Q. 設定値に対し、オーバーシュートが大きくなってしまいます。どんな改善方法が考えられますか?

A. まずは温度調節器の設定を見なおしてください。PIDの設定で調整し切れない可能性もあります。昇温時の挙動を教えていたければ対処方法のアドバイスが可能です。





Q. ホットエアーヒーター(小型熱風ヒーター)の寿命はどの程度ですか?

A. 目安として、発熱体の最高温度から下記グラフより発熱体寿命を推定することが可能です。
発熱体温度は熱風温度より約300℃ほど高い値になりますので、熱風温度から発熱体温度を推定し、参考としてください。
ただし、流量によってこの温度差は異なります。
この考え方は一般的な見解であり、個々のご使用条件、環境、エアーに含まれる不純物で変わることをご承知おきください。 制御が不安定な場合も寿命を縮める要因となります。







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Q. ハロゲンランプは本当に加熱パワーがあるのですか?

A. 対象物の物性に依存するところは多いのですが、加熱のパワーは大きいものです。例えばスポットヒーターHSH-160では1500℃までの加熱が可能です。また複数台の使用で更に高温加熱を実現した例もございます。
光による加熱を初めて試されるお客様は、大体、驚かれることが多いです。
もちろん、加熱できないものもありますので、お問合わせください。


Q. ハロゲンランプヒーターは温調計と組み合わせて使用するのですか?

A. ランプヒーターは基本的にオープンドループで使用します。温調計と接続する場合に基本的に任意の出力値を指定することになります。再現性は高く、同じ出力値を指定すれば、ほぼ同様の加熱を実現できます。


Q. ハロゲンランプヒーターは冷却が必要なのですか?

A. 基本的に冷却が必要となります。冷却しない場合、極端に寿命が短くなる可能性があります。



Q. ガラス越しに加熱することは可能ですか?

A. ハロゲンランプヒーターを使用することで可能です。
石英ガラスを窓材に使用すれば、ハロゲンランプの中心波長は石英ガラスでは透過できるため、その先の加熱対象のみを加熱することができます。




Q. ランプヒーターでは突入電流はありますか?

A. ハロゲンランプはいきなり高い電圧を加えると初期に5倍以上に達するような突入電流が流れ、ハロゲンランプに悪影響を与えます。この影響は電流値の大きなランプほど顕著になります。
1秒間以上のソフトスタート付電源をご使用ください。




Q. ランプヒーターではどの程度、所定の温度までの待機時間を考えればいいですか?

A. 最高温度まで数秒程度で立ち上がります。基本的に待機時間や暖機運転などは不要な運用になります。






Q. ミラーの材質の標準はアルミなのですか?

A. 点集光型も線集光型は筐体、ミラーはアルミが標準となります。そのアルミを研磨して鏡面にしますが、ハロゲンランプの放射光に対する反射率は90%弱となり、金メッキミラーよりも反射率で若干劣ります。
また長期間使用すると酸化により反射率が若干低下してきますが、簡単に再研磨できるメリットがあり、標準品として推奨しています。




Q. ラインヒーターに設置向きの制約はありますか?

A. 立てて設置する場合には熱が上部に溜まりやすくフィラメントが垂れたり、上側のモリブデン泊の温度が上がりやすく、短寿命になるなどが考えられます。印加する電圧、冷却設備など条件によってはご使用いただけることもございますので、別途ご相談ください。






Q. 金メッキミラーが汚れた場合のメンテナンス方法を教えて下さい。

A. 加熱対象から蒸発する物質などで金メッキが汚れた場合、汚れの種類によってはメッキを剥がす事があります。この場合、金メッキは修復できませんので、再メッキとなり、ある程度費用も発生します。
この問題を回避するためにはガラス窓付きにする、ヒーター内部に内圧を掛けるなどの方法が考えられますが、効率も大きくは変わらないアルミメッキタイプを推奨します。







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Q. 製品はどうやって購入出来ますか?


A. 実績がある場合もございます。まずはお問い合わせください。直取引も可能ですが、ご指定の商社経由で販売させていただくことも可能です。



Q. 移動体、搬送しているものを加熱できますか?


A. その際には所定の加熱温度まで温めるための熱量を算出する際、移動体の速度を勘案して必要な熱量を算出します。詳しくはお問い合わせください。



Q. 200V用のヒーターを100Vで使うと、ワット数は半分になりますか?


A. ワット数は、電圧の二乗に比例します。200V用のヒーターを100Vで使用すると、1/4のワット数になります。



Q. 100V用のヒーターを2台直列に接続して、単相200Vで使いたい。


A. 2台のヒーターの容量が異なる場合は、使用できません。同一容量のヒーターの場合には、使用できる場合があります。
なお、100V用のヒーターは、絶縁性能(耐電圧)などが、単相200V用ヒーターの規格を満たしていないので、工場内部以外の場所(一般のひとが使う場所)では使用しないでください。



Q. 三相200V用のヒーターを、単相200Vで使用したい。

A. デルタ結線のヒーターは、結線を変更することで使用できる場合があります。スター結線のヒーターは、使用できません。なお、単相200Vでも使用できるプラグヒーターやフランジヒーターは、カタログに「三相200V(単相200V)」と記載してあり、特注品で結線を変更することにより使用できますので、注文時に指定してください。



Q. ヒーターに、50Hz/60Hzの違いはありますか?


A. 抵抗加熱のヒーターに、周波数は関係ありません。50Hz/60Hzどちらの地域でも使用できます。
熱風発生機などモーターや電装部品を使用した製品は、周波数が関係しますので、カタログで確認してください。



Q:複数のヒーターを1台のコントローラーで制御したい。


A. 制御するヒーターの合計容量が、コントローラーの最大負荷より小さければ、制御可能です。
全ヒーターが同時にON-OFFされますので、個別にコントロールしたい場合は、複数台のコントローラーが必要です。






 
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